一言芳恩社

秘封倶楽部の在り方を見つめ直す短編集「秘々封々」第五弾。 岡崎夢美が関わる物語を五編収録。 遍在する秘封倶楽部は、赤き天才と交差し、何を得る？ ・(非)科学世紀流苺狩り 蓮子が見つけた短期アルバイト。 それは、苺狩りをするだけで一日一〇〇万円という破格の求人だった。 訝しがるも、メリーは渋々そのバイトに同行する。 ・The die is cast 結界省のエージェント、宇佐見蓮子。 組織に忠誠を誓っているが、課せられた運命に疑問を抱いていた。 自由を手に入れるため、彼女は行動を開始するが――。 ・岡崎研の女 普段と変わらない岡崎研究室。 メリーと蓮子が談笑している最中に、岡崎夢美が絶叫する。 何故なら、楽しみにしていたショートケーキが、無惨にも食い荒らされていたから――。 ・右腕(寄稿:はわ男) 宇佐見蓮子は驚愕の表情を浮かべる。 高校の時に離別した岡崎夢美が、メリーの隣に居たから――。 ・It's a Wonderful Moments 近所の裏山に墜ちた物体から現れたのは、未来からやってきた少女だった――。 菫子は未来人である夢美を匿い、彼女のリクエストで東京を巡る。 同時に、未来の価値観を知り、己の考えを顧みる。